第6話 なぜ、大晦日にそばを食べるのか

一、「運そば説」 鎌倉時代、博多の承天寺で年末を越せな

  い町人に、「世直しそば」と称してそば餅を振る舞った。

  すると、その翌年から町人たちに運が向いてきたので、

  以来、大晦日に「運そば」を食べる習慣になったという

  「運気そば」「福そば」ともいう。

二、「細く長く」の形状説 そばは、細く長くのびることから、

  家運を伸ばし、寿命を延ばし、身代を永続きさせたいと

  縁起をかついだ。「寿命そば」(新潟県佐渡郡)、「のび

  そば」(越前)ともいう。

三、「切れやすい」ことからの形状説 そばは切れやすい。

  そこから、一年の苦労や厄災をきれいさっぱり切り捨て

  ようと食べるという説。「縁切りそば」「年切りそば」ともいう

  また、一年中の借金を絶ち切る意味で「借銭切り」とも。

  どちらも残さず食べきらないといけない。